最新FIFAランキング日本:本当の順位があった? KeyMaker 2013年12月21日 FIFA/コカ・コーラ世界ランキング FIFAランキングが最新版に更新されました。 正確な名称は、「FIFA/コカ・コーラ世界ランキング」です。 2013年12月19日付けの最新ランキング順位になります。 じつは日本のFIFAランキングにはからくりがあったのです。 本当は、もっと上位の実力があることが、ランキングポイントから明らかです。 順位トップはスペイン 本当のランキングとは何でしょうか? その前に、全体の最新FIFAランキングを確認しておきましょう。 順位トップはスペインで前回と変わらずです。 開催国のブラジルも10位で変わりません。 2013年年間でもっともランキング順位を上昇させたのはウクライナでした。 日本の1次リーグ対戦国のコロンビアも4位で変わりません。 我らの日本は、47位となり前回順位より1位上昇です。 日本は格下扱い W杯1次リーググループCランキング では、日本の1次リーグの対戦国を確認しておきましょう。 コロンビア : 4位(前回と変わらず) ギリシャ :12位(前回と変わらず) コートジボアール:17位(前回と変わらず) 日本 :47位(1順位上昇) うーん、ランキング順位だけを見ると日本は格下扱いされてもしょうが無い。 普通、このランキングをみたら世界中のだれでも日本の1次リーグ通過はないと思うでしょう。 でもランキング順位だけで実力を判断しても良いんでしょうか? 私の感情が、そうではないといっています。 ランキングはポイント配分 計算方法を探る ここで、FIFAランキングの算出計算方法を確認しておきましょう。 基本的な計算方法は単純です。 FIFAが公式ページで公開している内容です。 どの国も、サッカーの国際試合でのポイントによって、ランキングが上昇します。 ポイントなので勝ちや引き分けでポイントが加算されます。 さらに、ポイントは過去4年分加算されます。 最新版ランキングは、次の通りのポイント配分になっています。 2013年 100% 2012年 50% 2011年 30% 2010年 20% 各年のポイント配分を合計して算出します。 各試合のポイントPの計算式は次の通りです。 P = M x I x T x C 各項目の意味はこの通りです。 M:勝ち、または、引き分けポイント (ペナルティキック決定戦は勝者2ポイント敗者1ポイント) I:重要度ポイント(対FIFAワールドカップ大会) ・親善試合 I = 1.0 ・FIFAワールドカップ予選、又は、コンフェデレーションレベル予選 I = 2.5 ・コンフェデレーションレベル本戦、又は、FIFAコンフェデレーション杯本戦 I = 3.0 ・FIFAワールドカップ本戦 I = 4.0 T:対戦国の強さポイント ・200-対戦国FIFAランキング順位 ただし最大200、最低50固定 ランキング順位は試合直前の最新FIFAランキングから決定される C:コンフェデレーション(サッカー連盟)の強さポイント 1.0から0.85までの間。 UEFA/CONMEBOL 1.00 AFC/CAF 0.86 年間ポイント:各試合のポイントを元に、年間(過去12ヶ月間)の平均ポイントが決定される。 年間最低5試合以上の対戦で、平均値の100%が年間ランキングポイントとなる。 4試合で80%の、1試合では20%の平均値がポイントとなる。 この計算式を見ると、 ・対戦国のランキング ・重要度 に比重があることが良くわかります。 試合に勝った場合のポイントは3ポイントに対して、ワールドカップの本戦の重要度は4ポイントもあります。 特にFIFAレベルの試合の重要度が高いのです。 それに対戦国のランキングには特に注意が必要です。 例えば、ランキング1位のスペインに勝った国は特に大きなポイントが与えられます。 2010年6月16日、W杯のスイス対スペインの試合で、スイスが勝った試合では、スイスに2376ポイントのFIFAランキングポイントが与えられました。 この点は特に注意が必要です。 年間ポイントは平均値をとるため年間の試合数が多くなればなるほどポイントは下がる傾向にあります。 ここまでランキングを考えてきて、気がつきましたが、ランキングはあくまで過去の実績でしか無いことです。 今のチームの状態とそこから引き出される将来のパフォーマンスを予測しているわけではありません。 今のチームがワールドカップでどれだけ成績を残せるかを示してはいないのです。 これは重要な点だと思います。 日本の本当のランキングポイントとは ランキングが低い日本はこれからどうやってワールドカップレベルのパフォーマンスを引き出すかが重要です。 実は、低いランキングを高める説得力がある事実があります。 しかも、日本本来のパフォーマンスを取り戻すだけが条件です。 FIFAランキングポイントの計算結果を見てほしいのですが、日本は2013年のランキングポイントが過去4年間で最も低いのです。 上の図の右上に、FIFAの最新ランキングポイントの計算結果があります。 日本は、638.37ポイントです。 注目すべき点は、今年の日本のランキングポイントなのです。 これまでの4年間で一番低いポイントになっています。 つまり、日本の2013年のランキングポイントは208.37です。 これに対して、2011年のランキングポイントは497.69です。 そうです、ザッケローニ体制で始動し始めた頃の日本の強さを取り戻すだけで、ランキングポイントは289も上がります。 この上昇分を最新ランキングに当てはめて考えてみます。 つまり、2013年のランキングポイントを2011年と同じ497ポイントとして計算し直してみます。 条件は本来の日本の実力レベルを取り戻すだけです。 これによりランキングポイントは927ポイントに相当するのです。 これは最新ランキングに適用して考えると、コートジボアール:918ポイントを抜いて、FIFAランキング17位に相当します。 本当の実力は、日本がランキング17位でコートジボアールは18位なのです。 これは心強い!です。 最新ランキングでは全くの格下と思われる日本が本来のレベルを取り戻すだけで、1次リーググループCでも上位に食い込めるランキングに早変わりするのです。 本来の実力を取り戻した日本 W杯1次リーグ突破のために ここから先が重要です。 修正したランキングポイントで考えても、コロンビア、ギリシャの上位国とランキングで張り合うにはさらにポイントを加算しないといけません。 12位のギリシャ:1055ポイントとは、128ポイント差です。 ここで思い出してください。 ランキング11位のベルギーに2013年11月に勝っています。 ランキング9位のオランダにも2013年11月には引き分けています。 2011年当時の本来の実力を取り戻した日本であれば、これらの国に、追加で1試合勝つだけで、128ポイントなど簡単にひっくり返せる数字です。 (ランキング上位国と対戦して勝つとポイントが高いことを思い出してください) (日本は2013年は試合数が多く負数が多いので平均値の年間ポイントは下がるが2011年は勝ち数が多い) これでギリシャは追い越せます。 条件は、本来の日本を取り戻すことと、11月の調子を維持するだけです。 ところが、さすがにコロンビアは一筋縄ではいかないです。 コロンビアのランキングポイントは1200で、日本の潜在的なポイントとの差は273です。 今度はベルギークラスとオランダクラスの国の試合に勝った上で、さらにもう1試合以上勝つ位のポイント追加が必要です。 難しいですか? でも、11月の日本をこのまま維持するだけで、このくらい可能なのは目に見えます。 コロンビアと互角 そう、つまり、2013年11月程度の調子を今の日本が出せば、FIFAランキング4位のコロンビアとランキング的には同位置にいる事が良くわかります。 日本は本来はコロンビアと互角に戦える潜在的なランキングポイントなのです。 なのに、世界中の人々が最新のランキング順位だけを見て勝敗を予想し判断するのは間違いですし、正しくありません。 実はあなたも、ランキング順位だけを見て日本は、1次リーグで勝つ実力は無いと思っていませんか?? 潜在的なランキングポイントは、日本を応援する我々にとっては新しい発見であり自信を持てる事実です。 どうですか? 本来の調子を取り戻すこと、そしてその調子を維持することで、2014年W杯1次リーググループC首位通過も出来るのです。 数字で示しても納得いかないですか? このように言ってもランキングが低い国の強がりと思われるかもしれません。 最新ランキングで10位のブラジルは開催国なので結果のみ求められます。 ですから今度は、FIFAランキングがどのようにワールドカップ戦に影響したかを調べてみようと思います。 ps サッカー選手の美人すぎる奥さん達は1次リーグ突破をどう祈る? はもう読みましたか?